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ガンの代替治療法

真菌ががんの原因であり、ターメリックがその両方をやっつけられるという研究結果が出る


新しい研究で、議論の的となっている説、つまり「体内のカンジダはがんに餌やりしているだけでなく、実際にがんを起こしている」ということが実証されました。

「Critical Reviews in Microbiology」に発表された最新の研究は、日和見菌であるカンジダ・アルビカンス(イースト菌)感染は、がんの結果というだけではなくて、積極的な原因ともなっているという説を立証するものでした。

カンジダ・アルビカンスがガンの一因となっているかもしれない4つの確かな理由を以下に詳しく説明します:

● 発がん性のある副産物の生産: 
まず、カンジダ・アルビカンスはニトロソアミンを生産します。ニトロソアミンは、特定のプロトオンコジーン(ガン原遺伝子)を活発化させる発がん物質で、そのプロトオンコジーンがガン化の引き金になります。次に、カンジダ・アルビカンスはアセトアルデヒドを生産します。アセトアルデヒドは、エタノール(イースト菌発酵の際の副産物)の最初の代謝物として生まれ、さまざまなガンを促進する特性を持つ、DNA損傷性(突然変異原性)・発がん性のある化学物質です。(お酒にも含まれるアレです)


● 炎症を誘発する: 
消えていかない長引く炎症は、組織に傷をつけること、そして損傷組織を再生させようとするときに増殖性物質を分泌することの両方からがんを促進しますが、慢性の炎症が間違った方向に向かうときに組織を不死状態にしてしまいます。
カンジダ・アルビカンスは、免疫抑制、乱れた食生活、化学物質への暴露などによって異常に増殖した時に、体内で炎症反応のカスケードを引き起こすものとして有名です。これらの誤った炎症反応は腫瘍細胞接着の増加を促進することが分かっていますが、その腫瘍細胞接着が二次的な腫瘍や転移の形成を促進するものと思われます。


●Th17反応の誘導: 
カンジダ・アルビカンスに反応して優勢になるCD4 T細胞の組み合わせ、すなわちTh17細胞は、血管新生と腫瘍発生・成長を促進する因子も分泌します。


●分子模倣: 
カンジダ・アルビカンスの表面上のたんぱく質に対して出される抗体(CR3-RP)は特定の白血球の受容体と構造的・抗原的に似ています。この「分子模倣」は抗体を免疫細胞に対して形成し、それが宿主の抗腫瘍・抗カンジダ防衛を遮断する可能性があります。

この新しく発表された研究は、「イースト菌の増殖ががんの原因になっている」という説を実証するだけでなく、間接的に砂糖とアルコールの消費両方に警告を促すものです。明らかに、砂糖とそのエタノールへの変換がアセトアルデヒドを生産しているなら、どちらかの過剰消費を減らすことは良い予防へのステップになるし、もう出来てしまったガンを積極的に治療する際、おそらく絶対必要事項になりますーーもし目標が完全な寛解ならば。
さらに、砂糖はガンにエサやりするだけでなく、正常細胞をガン性細胞に変換するのに積極的に貢献していることが最近わかってきています。
言い換えれば、「砂糖は潜在的に発がん性がある」ということです。
この研究の持つ意味合いには深いものがあります、というのも砂糖はイースト菌の成長 ”も” 促進するからです。ですから、砂糖は直接的・間接的の両方で発がん性があるということになります:
この事実は、大病院のガン病棟が、治療中あるいは治療から回復中の患者に砂糖を含む食べ物や飲み物を未だに与えていることを考えると、我々をさらに心配にさせます。

 

ターメリック:ワンツーパンチの効果

「European Journal of Pharmacology」に発表された新しい研究では、(日本ではウコンとして知られる)ターメリックの主要なポリフェノールであるクルクミンが、真菌性要素を持つガンと闘うのに最高の物質らしいということを明らかにしました。
新研究はがん患者における罹患率と死亡率両方の主原因としての侵襲性真菌感染の問題に取り組みました。
その研究によると、「抗感染治療はこれらの感染からの大幅な悪化を阻止するためには必要である。しかしながらそれらは治療が難しく、増加しつつある抗真菌薬への耐性がしばしば再発につながる。」として、著者はクルクミンが理想的な天然代替治療法になるだろうと言います。

クルクミンは、”Curcuma longa ”(ターメリック/ウコンの学名)という植物の根茎から分離された天然成分ですが、過去50年以上固形ガンを研究している多くの科学者たちの間で近年非常に高い関心を集めています。クルクミンはその比較的安全な性質のおかげで、たとえ高用量でも現在の治療法の理想的な代替に使えるからです。

今日まで、クルクミンの強力な抗真菌効果がカンジダ菌のさまざまな種類(クリプトコッカス、アスペルギウス、トリコスポロン、パラコクシジオイデス)に対して報告されています。このことは、クルクミンの抗ガン作用が抗真菌的要素も持っており、がん患者が合併症としての侵襲性真菌感染に侵されないように助けられることを示しています。この考察の目的は、クルクミンを天然の抗ガン・抗真菌成分として適用するという、二重の薬理活性です。これらの二重の薬理活性で、臨床実験へとつなげられること、またがん患者たちの間で非感染率を上げることが期待できます。”(これまで、がん患者のカンジダ菌感染率は100%です)

 

研究は、従来の治療法がしばしば患者の免疫機能に二次被害をもたらし、それが真菌の増殖の一因になっていると指摘します。また、真菌感染用の従来の処方薬は患者の肝臓や腎臓に深刻なダメージをもたらすことがあります。また、さらに攻撃性が強くて治療の効かない”スーパー真菌”の発達にもつながります。

それから、従来のがん治療は、がん細胞の単一経路あるいは分子に焦点を当ててガンの一側面だけを標的にします。しかし、クルクミンは真菌感染に効くだけでなく、多数のガン標的に対処する能力があるので、それが「次世代の多目的薬」としてかなり有望な理由です。この「多数のガン標的に対処する能力」とは、ガンの悪性度と再発の原因となっているガンの ”幹細胞亜種” を破壊出来る能力も含まれます。

研究はこう結論付けています:
クルクミンは多重ターゲットの特性を持つ前途有望な天然成分であり、単独あるいは従来の抗がん剤や抗真菌剤と組み合わせても、有効な抗ガン・抗真菌活動を見せてきました。クルクミンの二重の薬理活性のおかげで、クルクミンはガン、そしてがん関連の侵襲性真菌感染の予防と治療のよい候補になかもしれません。ともあれ、クルクミンの抗ガン・抗真菌メカニズムをはっきりとさせるために、さらなる調査が必要です。

ただ、クルクミンの有益な生物活動にもかかわらず、その水に溶けにくい性質と低い生体利用効率が臨床応用を妨げています。しかしながら、ナノ粒子、ナノスフィア、固体脂質ナノ粒子、ミセル、リポソームなど、開発されているさまざまなナノサイズのクルクミン運搬システムによりこれらの弱点を克服して、クルクミンの抗ガン・抗真菌活動を著しく改善しています。

クルクミンとそのナノ製剤は現時点でまだ前臨床段階にあります。ガンとその侵襲性真菌感染の合併症を治療する治療戦略としてクルクミンのナノ製剤の潜在的可能性を解き放つため、治験が必須とされています。

本当に、クルクミンは病気の予防と治療のために最も大規模に研究されている、一番期待できるハーブになりつつあります。実際、少なくとも750のクルクミンの潜在的臨床適用の研究が今までに行われています。

 

~まとめ ~

● ガン患者は、免疫が落ちているからか、抗がん剤が善玉菌を殺して悪玉菌をはびこる余地を与えているからか、しばしば同時に真菌感染を起こしており、それがさらにガンを悪性化させている。クルクミン(ウコンの有効成分)には抗がん・抗真菌作用の両方を兼ね合わせているため、その両方から攻めることができる。

● クルクミンは、抗真菌作用を持っているだけでなく、ガン幹細胞をやっつけるなど「複数のガン標的に対処できる能力」を持ち合わせているため、「次世代の多目的薬品」として大変有望株である。

● ただし、クルクミンの弱点は水に溶けにくい性質と低い生体利用効率なので、それをカバーすべくナノ製剤の開発が行われており、早期の臨床応用が期待されている。

 

~私の感想~

これは、とても興味深いです。実際、がん患者の体内にはカンジダ菌が100%の割合で見つかっているらしいですし、がん患者に普通の抗真菌食品〔カプリル酸(ココナッツオイルに含まれる)、ニンニク(生に限る)、オレガノオイル、グレープフルーツの種エキス、オリーブの葉エキスなど〕を集中的に与えるとガンが縮小したり消える実例があるということです。

『がんは真菌類(カビ)のカンジダが原因であり、治療可能である』とは、元はといえばイタリアの医師シモンチーニが言い始めたんですよね。彼はのちに医師免許をはく奪されて投獄されてしまいますが・・

ガンは真菌が起こしている、そして促進しているかもしれないと疑われる限り、ガンだけを化学療法で治療するのは片手落ちだということでしょうか。ですから、ガンと真菌治療の両方から攻められるクルクミン(ウコンの成分)が最適な代替治療薬になる、という趣旨だと思います。でも考えたら、ガンに効く他の食品は真菌にも効くし、真菌に効く食品はガンにも効くから、治療する際には、やはりもはやこれらを同一に考えてもいいということではないでしょうか。ともあれ、これからもさらなる研究と臨床実験がされるべき分野だと思います。

 

 

ちなみに他の天然の抗真菌食品とは:

アロエ・ベラ Aloe Vera
ブラック・ウォールナッツ Black walnut
カプリル酸(ココナッツ・オイルの成分)Caprylic Acid
シナモン Cinnamon
クローブ Clove
ニンニク Garlic
ショウガ Ginger
グレープフルーツの種エキス(GSE)
オリーブの葉エキス Olive Leaf Extract
オレガノ・オイル Oregano Oil 
オレゴン・グレープ Oregon Grape
ポーダルコ(お茶)Pau D’Arco

 

これらはアマゾンやアイハーブで探せばそれぞれのサプリメントがあります。
また、私のお店でもカンジダ・コンバット(カンジダの撃退)を販売しています。

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さて、本題に戻ってターメリックをどう食生活に取り入れるか、という肝心な問題ですが、もちろん、クルクミンサプリメントを摂るのも一つです。特にガンにもうなっている方には、日常的にしっかり摂れるので強くお勧めします。特に効果が大きいガンは、大腸がんなどの消化器系ガン、脳腫瘍、前立腺がんのようです。

クルクミンサプリメントは普通のターメリックよりはずっと凝縮されていますが、だからといって、食事にターメリックを加えるぐらいでは大して効果がないというわけではありません。もしあなたがカレーや中東料理をよく食べる人なら、食事からターメリックを摂るのは割と簡単でしょう。しかし、それだけでなくても、ターメリックはいろいろな料理に加えられます。マリネや、卵サラダ、スクランブル・エッグなど・・。

ターメリックは抗カンジダ・ドリンを作っても摂れます。これは、ココナッツミルクとターメリック、しょうが、シナモンを組み合わせたものです。これら四つの材料すべてが、抗真菌剤として証明済みなものです。ターメリックは水溶性ではないので、ココナッツミルクと組み合わせると、その健康的な脂肪分がその吸収を助けます。

 

原材料:

● ココナッツミルク  ½缶
● ターメリック・パウダー(ウコン粉)  小さじ½杯
● ジンジャー・パウダー(又はみじん切りのショウガ) 小さじ½杯
● シナモン  小さじ½杯
● ステビア  少々

作り方:

1. ココナッツミルクを火にかけて軽く温める。
2. スパイス類とステビアを加えてよくかき混ぜる。ブレンダーを使うと、もっとなめらかになって香りも出ます。 (参考資料

トンプソン 真理子
在米20年のメディカル・リサーチャー&著作家。「すべての病は腸から始まる」「食で治せない病気は医者でも治せない」と唱えたヒポクラテスを師と仰ぎ、食と健康との深い関わり、大切さについて気づいてもらうべく日々発信している。 得意分野はリーキーガット、代表著書に「リーキーガット症候群」。

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