Flora Optima

― あなたの中の百人の名医を呼び覚まそう ―

白斑

白斑のさまざまな治療法 (従来療法と自然療法) 

世界人口の、0.5~2%の割合の人々が、白斑になっています。白斑とは、肌の色素が抜けてしまう疾患のことで、この病態では、メラノサイトと呼ばれる肌の色素をつくる細胞が破壊されます。そうなると、肌にまだらに白い部分ができます。それは、ひどい日焼けをした後に、あちこちがめくれた皮膚にも似ています。

ちなみにあのマイケルジャクソンも、これを患っていたそうです。(それは死後の司法解剖でわかったことですが)
私は、彼が白人の白い肌に憧れるあまり、美容的な理由で顔に白い肌を移植していったのだとばかり思っていましたが、そうではなく、もっと切実な問題があったのですね・・そうとは知らず、ごめんなさい。

 

実は白斑だった?

 

白斑は、顔や首、手に視覚ではっきりそれと分かるような変化が現れる人もいれば、見えにくい部分、口の中の粘膜や鼻、陰部、または網膜に出てくる人もいます。髪の成長部分に現れると、髪が白髪になったりします。

白斑は、まだこれといった原因が特定されていませんが、おそらく自己免疫疾患が一番一般的な理由だろうとみられています。しかしながら、特定のビタミン・ミネラル不足や、工場の化学物質への暴露がこの疾患を引き起こすこともあるようです。
また白斑は、人から人へ感染しません。ただし、遺伝的な要素はあるようです。

自分に効果的な白斑の治療を見つけるのは時間がかかります。もっとも一般的な従来治療でさえ、外見が改善するまでに何週間、何か月から何年もかかることがあります。

従来の白斑治療には、皮膚に付けるクリーム、光セラピー、光化学療法、正常な皮膚の脱色素治療、手術、化粧などがあります。しかしこれらは皆、多かれ少なかれ副作用を伴います。
白斑についてはまだまだ解明されていないことの方が多いですが、この未解明の症状への答えや解決策を模索している研究は、現在で75以上もあります。白斑はしばしば、当人にかなりの精神的ストレス、自意識過剰、不安や鬱を引き起こしますから、カウンセリングやサポートグループへの参加を強くお勧めします。


白斑の病型は3種類に分類できます:

1)未分類型
1個~数個の白斑が狭い範囲に集中して現れます。発症原因は白斑部位への機械的な刺激や皮膚の炎症の場合が多いです。又、精神的ストレスや肉体的ストレスがきっかけとなって発症する事も多いです。

 

2)非分節型
身体のあらゆる場所に白斑が現れます。狭い範囲に集中して白斑が発症している最中に、メラノサイトを自己免疫が攻撃し、全身のメラノサイトが破壊されることで、全身の皮膚に白斑が生じるタイプです。

 

3)神経分節型
皮膚の神経に沿って白斑が発症するので、身体の片側に白斑が現れた場合には、白斑部に白毛を伴うことが一般的に多いです。

汎発型に比べて治りにくい傾向にあると言われています。原因は不明ですが、自律神経の異常に関連があるという説があります。

 

 

【 白斑の自然な治療選択肢 】

1. Skin Needling (日本語ではドライニードル)

そのビデオはこちら

 

2.ビタミンB12と葉酸
ビタミンB12と葉酸と太陽にあたること、この三つを組み合わせると、半分以上(64%)の患者に、白斑の改善(再色素沈着)が見られた。

 

3.亜鉛
亜鉛も、白斑患者によく不足している栄養である。亜鉛も、正常な免疫機能をつかさどったり、ガンや糖尿病(白斑と関係ある自己免疫疾患)と闘ったりする。きちんとした栄養吸収をサポートし、筋肉や組織、骨を修復するのを助ける。

 

4.銅
これが白斑を起こす原因となっているかはまだ議論されているところですが、銅の豊富な食品を食生活に取り入れていくことをお勧めします。アーユルヴェーダでは、飲み水を銅でできた容器に入れて一晩置いておきます。銅がメラノサイトを刺激して起こし、メラニンを増やして肌の色素沈着を起こすと言われています。

 

5.ベータカロチン
肌の健康に、カロチノイドは必要不可欠です。 ベータカロチン、リコピン、ゼアキサンチンはサツマイモ、ケール、トマト、ニンジンなど色の濃い食品に入っています。ベータカロチンには抗がん特性が、ルテインとゼアキサンチンは目の健康によく、リコピンは前立腺ガンになるリスクを下げます。これらのカロチノイドはすべて、炎症を抑え、目の健康を促進し、肌をメラノーマなども含めたダメージから守ります。

 

6.アロエベラ
アロエベラが肌の健康に良いのは有名ですが、これは健全な免疫反応をサポートします。この強力な植物は、白斑と闘うのに必要不可欠な抗酸化ビタミンを含みます:ビタミンA,C,B12、葉酸など。
またこれは、肌の色素再沈着を助ける必須ミネラル(銅、カルシウム、クロミウム、亜鉛など)を含むので、白斑の治療には欠かせないものになっています。

 

7.ビタミンC
葉酸やビタミンB12同様、白斑患者はビタミンC欠乏であることが多いです。ビタミンCは、フリーラジカルと闘って細胞へのダメージを軽減し、健全な骨・関節・じん帯・肌に必要なコラーゲンを作ります。ビタミンCを摂るベストな方法は、新鮮な有機の果物や野菜を食べることです。ただし、柑橘系のフルーツは、人によっては肌の色素を薄くすることがあるので、避けた方がいいでしょう。

 

8.ビタミンD
白斑の患者の多くが、日光に過敏であり、従来治療でさらに日光過敏症になっています。このため、たっぷりのビタミンD豊富な食品やサプリメントは不可欠です。ビタミンDの最もよい摂取源はCod Liver Oil(たらの肝油)、サバやサケ、マグロ、サンマやイワシなどの青背の天然魚で、それに続いて生乳、卵、シイタケなどもあります。

 

9.ヨガ
白斑患者はストレス、鬱、不安にさらされています。ヨガを週2回ほどすることで、副作用もない代わりに集中力や気持ちの持ち方が改善されます。またヨガはGABAレベルを改善するので、不安や鬱を軽減し、自然に夜もよく眠れるようになります。

 

10.避けるべき食品
消化器系器官に負担になるもの、過敏性や不調をもたらすもの、アレルギーのあるものはもちろん避けるべきですが、以下のような食品も、白斑患者には問題とみられています。

● 柑橘系の果物
● 魚
● 肉
● トマト
● 漬物
● ブドウ
● 炭酸飲料
● 加工食品
● 人工甘味料
● ザクロ
● フルーツジュース
● アルコール

もちろん、これらは個人の状態や体の反応に合わせて考えられるべきです。天然魚、グラスフェッドの牛肉や羊肉、トマトは、合う人もあれば症状が悪化する人もいます。

 

また、一説によると白斑は、フリーラジカルによるメラノサイトへのダメージによって起こると言われています。
ですから、抗酸化物質をしっかり摂って、フリーラジカルによる自身への攻撃をなるべく減らしていくことが大切と思われます。

11. 摂ったらいい食品

● 葉物野菜
● ビーツ
● 人参
● 大根、ラディッシュ
● デーツ
● イチジク
● ひよこ豆
● 天然魚
● グラスフェッドの牛肉やレバー
● カッテージ・チーズ
● レンティル(豆)
● アーモンド
● ダークチョコレート
● 廃糖蜜(Blackstrap molasses)
● アスパラガス
● キノコ類
● 生乳

 

12. イチョウ(Ginkgo Biloba)
研究では、被験者に一日2回60㎎のGinkgo Bilobaサプリメントを摂ってもらったところ、25%に大幅な色素再沈着が見られ、30%にもいくらかの改善が見られた。

 

13. 水分補給をしっかりする
肌の健康に、水は不可欠です。一日を通じて、新鮮できれいな水をたっぷり摂ってください。アーユルヴェーダ式には、水を24時間銅の入れ物に入れておいてから飲みます。ココナッツウォーターも、体内の電解質バランスを整え、血圧を下げてストレスも減じます。

 

14.ターメリックとマスタードオイル
これも広く伝わっている民間療法ですが、ターメリック・パウダーとマスタードオイルを混ぜたものを肌につけると、皮膚色素にプラスの変化がみられることがあります。ターメリックパウダーを大さじ2杯と、それがなんとか混ざる程度のマスタードオイルでペーストを作ります。
それを患部につけて、最低20分は放置してからぬるま湯で洗い流します。 これを一日二回、最低2週間は続けて下さい。(ターメリックは服につくと沈着して取れないので、気を付けて!)

 

15.衣服
血流を妨げるような伸縮性の服や、ぴっちりした服は避けてください。太陽に敏感な人は、肌を服でカバーするか、広域スペクトラムの日焼け止めを付けて肌を守って下さい。プラスチックやゴム、皮でさえも、それで白斑になる人がいますから反応を注意深く見て下さい。

 

16.ストレス管理
白斑治療において最も大切なことの一つが、ストレスの管理です。日常にストレスが多いと、普通なら治っていくものも治りません。ヨガに加えて、マッサージ、日常の運動、話セラピー、サポートグループも取り入れていくとよいでしょう。 特にお子さん、ティーンネイジャーは、白斑がいじめにつながるため、治療と同時に精神的なサポートが必要です。(自信のなさ、自己否定、鬱、ひきこもりにつながらないために)

 

 

【 白斑の従来治療法 】

1.化粧やタトゥー(染め)で隠す

 

2.副腎皮質ステロイド薬

免疫の働きや炎症を抑える効果が強い薬です。
免疫の働きを抑えるため、風邪やインフルエンザなどの感染症に注意が必要です。
また、長期間大量にステロイド薬を服用すると副作用が出やすくなります。
主な副作用は下記のとおりです。

【副作用】

・骨粗鬆症
・高血圧
・糖尿病
・感染症 など

 

3.タクロリムスまたはピメクロリムス軟膏

免疫の働きを抑える薬です。
副腎皮質ステロイド薬と同様に、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなるため注意が必要です。また、長期の使用はリンパ腫や皮膚がんにつながると言われてもいるので、FDAは他の治療法がどれも効果がない場合に使うべきであると警告しています。
また、副作用が出る可能性もあります。
主な副作用は下記のとおりです。

【副作用】

・下痢
・脱毛
・高血圧 など

 

4.紫外線療法

症状が出ている部位に紫外線を当てる療法です。
長期間紫外線を当て続けると、皮膚癌になる可能性があるため注意が必要です。
また、副作用が出る場合もあります。
主な副作用は下記のとおりです。

・やけど
・ほてり
・皮膚の赤み など

 

紫外線療法には、「PUVA療法」「UVB療法」「ナローバンドUVB療法」の3つの種類があります。

 

①PUVA療法
まず、“ソラレン”という紫外線を吸収しやすくしてくれる薬を服用します。
その後、症状が出ている部位に専用の機械を使って紫外線を当てる療法です。
ソラレンを服用しているため、治療後約12時間ほどは日光に当たらないようにしなければなりません。

②UVB療法
紫外線を当てたい部位より少し離れたところから、専用の機械を使って紫外線を当てる療法です。
PUVA療法と比べて、ソラレンを服用せずに治療を行うことができます。

③ナローバンドUVB療法
UVB療法と同様に、紫外線を当てたい部位より少し離れたところから、専用の機械を使って紫外線を当てる療法です。
UVB療法より効果が高いと言われています。

 

5.脱色療法

名前のとおり、皮膚に白斑が見られないところを脱色し白くさせる療法です。
主に、「モノベンゾン」外用薬(塗り薬)が使われています。
体の半分以上に白斑が見られる場合や、ステロイド薬、紫外線療法などで効果が見られなかった方などに対して用いられます。
すぐには効果が現れないため、最低でも2ヶ月間は治療を続ける必要があります。
また、副作用が出る可能性があるため注意が必要です。

主な副作用は下記のとおりです。

【副作用】

・かゆみ
・かぶれ
・皮膚が赤くなる など

 

6.手術

 

7.JAK抑制剤
元々リウマチや骨髄障害に使われるFDAによって認可された薬で、白斑や円形脱毛症、アトピー性皮膚炎にも使われることがあります。これから、さらなる安全性に関するテストが待たれます。

※巷ではこういう商品も出ているようです --- Vitixジェルアマゾンでも買えます)

 

 

ー参考資料ー

● Vitiligo Treatment: 16 Natural Ways to Improve Pigmentation

● 尋常性白斑ってどんな病気|症状・原因・治療・検査・診断方法まとめ

 3大皮膚病の1つ「白斑」 突然皮膚に白いまだらが出来た時の対処

トンプソン 真理子
在米19年のメディカル・リサーチャー&著作家。「すべての病は腸から始まる」「食で治せない病気は医者でも治せない」と唱えたヒポクラテスを師と仰ぎ、食と健康との深い関わり、大切さについて気づいてもらうべく日々発信している。 得意分野はリーキーガット、代表著書に「リーキーガット症候群」。

Leave a Response

合計2万円以上のご購入で送料半額(1450円)、3万円以上のご購入で送料無料になります。精油、ソープ、コーヒーの送料は500円になります。 非表示