Flora Optima

― あなたの中の百人の名医を呼び覚まそう ―

犬猫について

犬の自然な虫下し

普段から犬猫のエサに生肉をあげているオーナーの皆さんは、その品質には細心の注意を払っていると思いますが、それでも完全加熱したペットフードをあげている犬猫よりは、寄生虫が体内に入ってくるリスクはどうしても高くなります。

そこで、今回は自然な虫下しについて特集してみましたので、皆さんも時々、いてもいなくても予防ついでにこれらのものを与えてみて下さい。

 

 

犬に見られる寄生虫繁殖のサインには、便に混じるくねくねした虫や、コメのような虫の片鱗、なぜか体がみすぼらしく痩せている、うずくまってお尻をしきりになめる、嘔吐、下痢などがあります。幸い、食品やハーブの中には、腸内での繁殖を抑えてその排出を促す虫下しとして使えるものがあるので、恐れる必要はありません。それと、庭を清潔にしてネズミやノミを排除しておくことも、一つの対策になります。

生活の中には、従来の薬よりも負担が少なく、試してみたい自然な代替品が多くあります。ここに、天然の虫下しのリスト(優しいものからきついものまで)をあげました。覚えてほしいのは、ハーブとは言っても体には負担をかけるものがあるということです。ですから、強いハーブを使用する場合は、ホリスティック獣医か薬草専門家にまず相談してください。

 

犬の体に宿る寄生虫の主な種類

【犬の体に優しい、自然な虫下し】

寄生虫予防・治療の基本は、やはり健康な免疫機能です。バランスの取れた腸内環境は、寄生虫繁殖も含めて病気を予防します。最近の研究では、腸内細菌は多くの症状と関係があり、腸内細菌の種類や割合は、実際腸内寄生虫の寿命に影響することが分かりました。抗生物質や加工されたペットフードを避けて、有胞子性乳酸菌(ラクリス菌)のようなプロバイオティクスを食事に足してやることで、犬の腸内の繊細なエコシステムが維持されやすくなり、それが寄生虫にも居心地悪くさせます。

 

● ニンニク

ニンニクは、適度に与えるなら免疫力を底上げして寄生虫やランブル鞭毛虫(ジアルジア)と闘う。最新の科学研究では、ニンニクは病院で処方される虫下しのイベルメクチンと同じぐらいの効果があるという。犬のサイズに合わせて、一日半房~2房までを生で与える。

 

● 果物や野菜

以下のような野菜や果物を犬の食事に加えるだけでも、腸管にいる虫には棲みづらくなります:
擦りおろした生のニンジン、フェンネル、みじん切りにしたココナッツやパパイヤ

 

● カボチャの種(Pumpkin Seeds)

生のオーガニックのカボチャの種は、虫の予防・駆除を助けます。おやつとしてあげるか、グラインダーですりつぶしてエサに混ぜてあげてもいいでしょう。体重5㎏毎に小さじ1杯が目安です。

 

● 珪藻土(Diatomaceous Earth、DE )

この場合の珪藻土は、食品グレードでなくてはいけません。(プールグレードは危険) DEは、犬に棲む大概の虫に効きますが、条虫(Tapeworm)だけはあまり効果がないようです。小さい犬には一日小さじ1杯、25㎏以上の犬には大さじ1まで与えます。犬が吸い込んで肺に入ると良くないので、エサによく混ぜるようにしてください。

 

● カモミール

カモミールとその親戚のコシカギク(Pineapple Weed)は、回虫(Roundworm)と鞭虫(Whipworm)の両方を予防・駆逐する。

 

● オレゴン・グレープ(Oregon Grape)

このハーブは、抗寄生虫効果があるだけでなく、抗菌剤や肝臓の強壮剤にもなります。オレゴングレープは、チンキ剤の形で10㎏毎に12滴与えます。これは、ランブル鞭毛虫にも効果があります。ただし、肝臓に疾患のある犬や、妊娠中の雌犬には使用しないでください。

 

● 黒クルミ(Black Walnut)

このハーブは、腸内に寄生している虫や犬糸状虫(フィラリア)さえ駆除します。これは、病院の処方する虫下しよりは安全なものの、誤った量を投与すると有毒になります。黒クルミは、上に書いたものがすべて効かなかったときに使うのがいいかもしれませんーー しかし、カボチャの種やニンニクが効かないということは、あなたの犬の腸内環境が悪い、ということだと思ってください。この場合、免疫強化に取り組むべく、黒クルミを使用する前にホリスティック獣医師の指示を仰ぐのがよいでしょう。黒クルミに含まれる強力なタンニンとアルカロイド(植物に含まれるアルカリ性の含窒素有機化合物)は、吐き気、下痢、胃炎を起こすことがあります。

 

● ヨモギ(Wormwood)

この昔から伝わる虫下し用のハーブは、条虫を含むすべての虫に効果があります。ただし、黒クルミ同様ヨモギのタンニンは犬には負担が大きく、肝臓や腎臓を傷めます。 発作が持病の犬、腎疾患、肝疾患の犬には使うべきではないし、妊娠中・授乳中の雌犬も避けるべきです。ヨモギは1コースで数日だけしか与えないでください。また、出来ればホリスティック獣医師に相談してください。

 

 

ー 肝臓サポートも忘れずに ー

もしオレゴングレープや黒クルミ、ヨモギで寄生虫駆除をするなら、それらは肝臓にはきついということを知っておいてください。同時にマリアアザミ(Milk Thistle)を与えると、それがそれらの毒から肝臓を守る役割を果たします。マリアアザミはチンキ剤の形がベストで、体重10㎏につき小さじ1/4杯から始めてください。

 

(オリジナル記事はこちら

 

 

トンプソン 真理子
在米19年のメディカル・リサーチャー&著作家。「すべての病は腸から始まる」「食で治せない病気は医者でも治せない」と唱えたヒポクラテスを師と仰ぎ、食と健康との深い関わり、大切さについて気づいてもらうべく日々発信している。 得意分野はリーキーガット、代表著書に「リーキーガット症候群」。

Leave a Response

合計2万円以上のご購入で送料半額(1450円)、3万円以上のご購入で送料無料になります。精油、ソープ、コーヒーの送料は500円になります。 非表示