Flora Optima

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リウマチ・痛風・その他の関節痛

関節炎やリウマチへの自然療法

 

 

世界では、3億5千万人が何らかの関節炎に苦しんでいます。CDC(米疾病管理予防センター)によると、アメリカ内では現在5400万人の患者がいるということです。(成人の実に5人に1人以上!) 日本では125万人が関節炎になっており、65歳以上女性の3人に1人が関節痛に悩んでいる計算になります。そのうち約70万人がリウマチ性関節炎です。

関節炎の一番一般的な変形性関節症(Osteoarthritis)は、普通に、関節にかかる負担や関節の使いすぎによって関節の軟骨がいたみ、そこから病気が進んでいきます。

しかし、リウマチ性関節炎は自己免疫疾患であり、負荷のかかっていない関節にも左右対称に異変が起こったりします。そして自己免疫疾患は大抵腸の環境悪化から始まります(=リーキーガット)。

私はこの頃、さまざまな自己免疫疾患を掘り下げて特集していますが、それは私のライフワークである?リーキーガット関連だからです。

自己免疫疾患には、原因も治療法もわからないとされているものが多いですが、それだけにずっと見つめ続けているといつか決定的な何かが分かってくるのではないかという思いで取り組んでいて、難しいだけにやり甲斐があります。

それらを治すための避けるべき食品、取るべき食品、サプリメント、エッセンシャルオイルを見ていきますと、本当に共通しているものが多くて、ほぼ同じことを言っているじゃないかと思われるのですが、それは確かにそうで、なぜかというと、人間の病気の治し方というものは、根本が一緒だからです。自然療法は、病院の対症療法的薬とは違って、腸を健康にしていきますから、そうすると体の歪んだバランスが整って、相乗効果で良い副作用的にさまざまな不調も消えていくことになります。ですので、重なる部分は(それだけ非常に大切なんだな)と思って聞いてください^^

今回は、関節炎及びリウマチの治療に関する最先端情報も盛り込みましたので、お役に立てれば幸いです。 ただし、今回は運動などの生活注意事項は、ここに書くには長くなりすぎるのと、疲れたのもあって(笑)、割愛させてもらいました。

 

1. 摂ったらいい食品

抗炎症には、【低糖質、良質のたんぱく質、良い脂質】、これが基本となります。

① 天然の紅鮭(Sockeye Salmon)

鮭に限りませんが、青背の天然魚には、3つの強力な栄養素【オメガ3脂肪酸、アスタキサンチン(抗酸化物質)、ビタミンD3】が含まれていて、これらが関節の炎症、特にリウマチに効果があります。これを、出来たら週に三回食べて下さい。

ここで大切なのは、オメガ3とオメガ6の比率です。(1:1がベストなのが、現代人は1:20の場合も!)ただし、現代人は放っておいてもオメガ6を含む油などを多用していますから、ここではオメガ3食品を多く取ることに重点を置きましょう。

ちなみに、オメガ3には、EPAとDHAがありますが、これらのどちらも、強力な抗炎症作用を持つ脂肪酸です。

それから、魚を食べるときは皮を残す人が多いですが、そこにもっとも脂肪と、コラーゲンも含まれていますから、それもできたら食べましょう。

また、フラックスシード(亜麻仁の種)、チアシード、ヘンプシード(麻の種)、クルミも植物性のオメガ3を含むので、食生活に取り入れるとよいです。その際は、事前に水に浸して発芽させるか、軽く炒ってやると、栄養価が上がって体への吸収もしやすくなります。

 

② 硫黄を多く含む野菜

次に来るのは、硫黄を多く含む野菜です。硫黄は、自然にMSM(メチルサルフォニルメタン)を含んでいます。MSMは、関節痛と共に、関節の炎症を軽減することが分かっています。MSMは、(アメリカ関節炎財団によると)痛みを伝える神経インパルスを減らすことで、体内における鎮痛剤の役割を果たすのです。

硫黄を多く含む野菜には、ニンニク、玉ねぎ、アスパラガス、キャベツなどがあります。ですから、それから考えられる献立として、ニンニクでキャベツのソテーをしたり、グラスフェッドビーフと玉ねぎのハンバーグ、付け合わせにはアスパラガスやザワークラウトなど、いろいろな美味しいメニューがあります。

 

③ ボーンブロス

いつもこれも取ったらいい食品に必ずと言っていいぐらい上がってくるものですがー ボーンブロスには、癒しの力が凝縮されています。というのも、ボーンブロスにはコラーゲンがたっぷり入っていて、コラーゲンはプロリンやグリシンなど、細胞の修復材料としてのアミノ酸が含まれているからです。
また、ボーンブロスにはコンドロイチン硫酸やグルコサミンなどが入っており、これらは通常、炎症やリウマチ、関節痛に良いとされる高価なサプリメントに入っているものだったりします。
ボーンブロスは、関節の炎症、特に変形の進行をそれ以上させないように抑えてくれます。

 

④ マスカダイン・グレープ

これは、聞いたことがないかもしれませんが、アメリカ東南部のワインを作るマスカット種のブドウのことです。赤か紫色か緑色の二種類があり、Scuppernong(スカッパーノン)とも言います。

一般的にブドウにはレスベラトロールという抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれていて、体に非常にいいのは知られていますが、マスカダイン・グレープは特に皮が分厚く、種も大きいです。種はシアニジン(シアン化合物)を含むため、噛むと苦く感じます。

その皮や種には、ブドウ種子に含まれるめずらしいポリフェノールであるOPCs(オリゴメトリック・プロアントシアニジン) が含まれています。 OPCsの抗酸化力は、ビタミンCの50倍、ビタミンEの20倍ともいわれています。特にブドウ種子エキスに含まれるOPCsの抗酸化力は強力です。

OPCsの説明はこちら

(OPCまたは「グレープの種エキス」はアイハーブのこちらでサプリメントとしても買うことができます)

 

または、ブラジルの葡萄系のベリーにJaboticaba(ジャボチカバ)という木の幹になる、野生の実があり、それもこのマスカダイン・グレープに匹敵するぐらい食べると効果があるらしいですが、見た目がコワ過ぎて、ぶつぶつ恐怖症の私は正視することができません(><;; 観たい人はこちら💧

その果物が手に入ればそのものを食べるといいですが、普通日本では無理っぽいので(笑) サプリメントで摂り入れましょう。

 

⑤ オリーブ(オイル) 

オリーブは、オメガ9脂肪酸を含むだけでなく、Hydroxytyrosol(ヒドロキシチロソール)を含み、これらが体内の炎症を鎮火します。

 

オリーブの効能としては、関節の炎症を軽減する以外に、痛みを和らげる、骨を強化する、肥満リスクを下げる、コレステロール値を下げる、などがあります。

推奨摂取量は一日大さじ1~4杯が目安ですが、普通は一日約大さじ2杯(30ml)を摂るようにしましょう。

 

⑥ たんぱく質分解酵素(Proteolytic Enzymes)

たんぱく質分解酵素は、キウイ、イチジク、パパイヤ、パイナップルなどに含まれます。

特にパパイヤには、パパインという酵素に抗炎症免疫系統を正常化する働きがあります。またパイナップルのブロメラインには抗炎症痛み軽減の作用があり、関節の腫れを抑えて可動性を高めてくれます。ですから、実際リウマチ患者や骨関節炎の患者はサプリメントの形でブロメラインを摂っています。

ちなみにこれらのたんぱく質分解酵素は、滑液包炎(Bursitis)、手根管症候群(Carpal Tunnel Syndrome),、腰痛、ひざ痛、両側変形性膝関節炎(Bilateral Knee pains)、強直性脊椎炎(Ankylosing spondylitis)、その他〇〇炎と付く慢性炎症疾患やガンなど、健康問題全般に効果があります。

サプリメントでは、食間に一日三回、500~2000㎎を摂ってください。

 

2.避けるべき食品

● 過剰な精製糖: 砂糖は炎症を大きくします。実際、関節炎財団は、砂糖が体内のサイトカインと呼ばれる炎症の伝達物質を放出する引き金になると警告しています。

 

● トランス脂肪酸: 揚げ物、ファーストフード、マーガリン、スナック菓子、コーヒーフレッシュ、焼き菓子などは、バターやココナッツオイルなどの高価で健康的な油ではなくマーガリンやショートニングなどの安物の人工油(トランス脂肪酸)が使われていますので、避けましょう。

 

● オメガ6系の油: トランス脂肪酸に加えて、炎症を起こすオメガ6系の油も避けるべきです。
それらは具体的には、大豆油、コーン油、キャノーラ油、サラダ油、米油、綿実油など、お店や加工食品で一般的に使われているものです。

 

● 従来の精製穀物: その中でも、一番の主犯格は小麦などに含まれるグルテンです。これが、炎症を大きくしてリウマチを悪化させていることが多いです。リウマチ患者は、特にパンや麺類は食生活から一掃すべきです。

 

● 人工甘味料: 人工甘味料、特にアスパルテームを避けましょう。またスクラロース、アセスルファムK、サッカリン、ソルビトールも避けることをお勧めします。

 

● MSG(化学調味料):食品の原材料欄に「アミノ酸」とさらっと書かれてあるMSGも、実は最悪な食品の一つです。関節炎財団は、「この化学物質が二つの重要な慢性炎症の回路を発動させ、肝臓の健康にも悪影響を与えている」ので、MSGは避けるべきとしています。MSGは、カップラーメンやスープの素、レトルト食品、カレーのルー、コンビニのサンドイッチやおにぎり、せんべい類などのほぼ全部に入っています💦

 

● ナス科の野菜

これは意外に思われるかもしれませんが、自己免疫疾患になっているたちは、往々にしてこれらの野菜に反応して悪化していることがあります。ナス科の野菜とは、トマト、ピーマン、ナス、シシトウ、パプリカ、ジャガイモなどです。

このように、慢性病は「何を摂るか」よりも、「何を摂らないか」、の方がより重要だったりします。

 

3.関節痛にお勧めのハーブ・ベスト3

① ホーリーバジル 

ホーリーバジルは、強力な抗炎症作用があるマイルドなCOX-2阻害剤(非ステロイド抗炎症薬、薬ではNSAIDsなど)です。

※COX(シクロオキシゲナーゼ)-2 ーー炎症や痛みを引き起こす物質の生成を加速する酵素。腫瘍細胞の増殖の原因となることもある。

 

② ローズマリー

ローズマリーには、あまり知られていませんが、血糖値の統制を行う特性があります。インスリンのバランスを取ることが、抗炎症へのキーにもなるのです。

また、ローズマリーにはロスマリン酸(Rosmaric Acid)というものが含まれています。これはポリフェノールの一種で、ローズマリーを筆頭に、スペアミント、レモンバーム、シソ等のシソ科ハーブ類の植物に多く含まれます。抗炎症作用や抗酸化作用があり、アレルギー反応を抑えます。また、近年では、脳の機能や健康を維持する働きがあることが研究で明らかになっています。

 

③ 緑茶、抹茶
ECGC(epigallocatechin-3-gallate、エピガロカテキン没食子酸塩)が、リウマチのマウスのくるぶしの炎症を抑えたことが実験で確認されました。(詳しい記事はこちら

これらのことから、この3つを同分量ずつ混ぜてハーブティーを作ると良いでしょう。

 

4.関節痛にお勧めのスパイス・ベスト3

① ターメリック

リウマチが起こる過程で炎症性サイトカインであるインターロイキン(IL)-6を、ターメリックに含まれるクルクミンが大幅に抑えます。
ターメリックは、それ単体で摂ると吸収が非常に悪いので、ブラックペッパー少量と摂ることをお勧めします。それだけで、吸収力が格段に上がります。
また、サプリメントで効率よく摂るなら、やはりピペリン(blackペッパーの有効成分)で強化したものを一日1000㎎摂ってください。

 

② ショウガ 

ショウガは、体に鎮痛、抗炎症作用をもたらす成分を含みます。研究では、ショウガは関節痛に関する痛みを減じて、消化機能や全般的な腸の健康を改善します。
研究では、ショウガのエキスが、炎症反応に関係する遺伝子(サイトカイン、ケモカイン、シクロオキシゲナーゼなどを読み解く)の誘発を阻害するということです。

 

③ カイエンヌ・ぺッパー

これも、意外と思われるかもしれませんが、強力な抗炎症作用があります。

 

そこで、これらを使った「ゴールデンミルク」と呼ばれる飲み物のレシピをご紹介します:

~ゴールデンミルクの作り方~

これらのハーブを、パウダーなら温めたアーモンドミルクかココナッツミルクと混ぜます。ハーブそのままの形なら、スライスしたものをミルクで煮出してから、漉してそれを飲みます。

これらは、炎症を沈めて関節に作用します。カイエンヌペッパーは、ショウガとターメリックの吸収をさらに良くして抗炎症作用を強める役割をします ちなみにこれは、健常者が飲んでも非常に体に良いものです。

我々は、日常的にもっとハーブやスパイスの消費量を増やすべきです。家に、スパイスラックやドライハーブをそろえて、食事やお茶の時間に自然に取り込むようにしたいものです。

 

5. お勧めのエッセンシャルオイル

1.ウィンターグリーン(外用)
これは、内服はすべきではないオイルですが、関節部分の皮膚につけると、皮膚を通じて関節の炎症を抑えて痛みを軽減します。

その他、ジンジャー、ターメリック、ローズマリー、クローブオイルも似たような作用をします。

内服ではフランキンセンスとジンジャーオイルを混ぜて摂るとよいでしょう。(その際はオーガニックのものを選んで)

 

2.ヘリクリサム(外用)

神経系のケガに良いオイルです。 フランキンセンスと特性が似ていますが、Sequestrenesと呼ばれる有効成分が炎症を抑えます。

もしケガからアザができているとしたら、ヘリクリサムとフランキンセンスを混ぜて塗りこんでください。

 

これらのことから出来る提案として、ジンジャーとクローブ(温める系のオイル)と、ウインターグリーンとペパーミント(冷やす系のオイル)を
を交互にひじやひざなどの痛む関節部分に塗る、(温冷療法的に) また内服にフランキンセンスを取ります。

 

6.薬効きのこ

① 霊芝(Reishi)--- トリテルペノイドなどのさまざまな成分が入っており、それが抗酸化作用や免疫強化、コルチゾール値やDHAsのバランスを取ります。

② カワラタケ(Turkey Tail)、チャガ(Chaga)ーーー やはり抗炎症作用、免疫強化が期待できる。

③ 冬虫夏草(Cordyceps) ---蛾(ガ)の仲間の幼虫に寄生するキノコの一種。栄養が凝縮されている。

 

7.栄養素

① ビタミンD₃
関節痛、特にリウマチの人は、ビタミンD欠乏が多いです。

 

② ビタミンK2(MK-4かMK-7)
グラスフェッドバター、納豆、一部のチーズに含まれています。

これらの二つは、関節痛に強力な助っ人コンビです。

これらをどれぐらい摂ったらいいのかは、一般的に「ビタミンD:ビタミンK=10:1」と言われていますが、ビタミンK2は120mcgを目安に摂るようにしてください。

ビタミンDレベルは、医療機関で測定してもらって、それがひどく欠乏している場合は、50000IU/日を処方されることもありますが、普通は冬など、10000IU/日を摂ってください。

 

③ ボロン(Boron)
これは、あまり聞いたことがないかもしれませんが、現代の土壌は、ボロンなどのミネラルが不足しています。ボロンは、関節や骨の健康をサポートするものです。

3㎎で、大きな違いをもたらします。これは普通、マルチビタミン剤に入っていますが、単独のサプリメントもあります。

(アイハーブではこのように売られています)

8.サプリメント

①コラーゲン

コラーゲンのタイプⅠ、Ⅱ、Ⅲがまんべんなく含まれているものがお勧めです。

 

②オメガ3 (1000㎎/日)

 

③ 加水分解された卵殻の内膜(Hydrolized eggshell membrane)

卵殻の内膜には、コラーゲン、グルコサミノグリカン(グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸)が含まれており、研究では、加水分解された卵殻の内膜は、痛み、こわばり、強直にたった4日で効果が出たという報告もあります。

(サプリメントでは、こういうものになります)

 

④.アスタキサンチン
アスタキサンチンは、ヘマトコッカス藻から作られ、抗酸化物質、関節の保護に良い抗酸化物質です。一日4㎎を目安に摂りましょう。

うちのサプリメントでは、オメガ3(EPA/DHA 1000㎎)+ビタミンD3(2000IU) +アスタキサンチン(250mcg)があります:

 

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【参考資料】

  • https://draxe.com/arthritis-diet/
  • https://draxe.com/effective-all-natural-treatments-for-art…/
  • https://draxe.com/rheumatoid-arthritis-symptoms/
  • https://draxe.com/essential-oils-for-arthritis/
  • https://www.emaxhealth.com/…/rheumatoid-arthritis-and-grape…
トンプソン 真理子
在米19年のメディカル・リサーチャー&著作家。「すべての病は腸から始まる」「食で治せない病気は医者でも治せない」と唱えたヒポクラテスを師と仰ぎ、食と健康との深い関わり、大切さについて気づいてもらうべく日々発信している。 得意分野はリーキーガット、代表著書に「リーキーガット症候群」。

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