Flora Optima

― あなたの中の百人の名医を呼び覚まそう ―

リーキーガット

リーキーガット症候群について ①

今回から、私の十八番【リーキーガット症候群】について、数回にわたって特集したいと思います。

なんせ、私はリーキーガットの本も出しているぐらいで、リーキーガットと言えばトンプソン真理子、トンプソン真理子と言えばリーキーガット、と巷では言われ(誰も言わん、言わん^^;)、名前もミドルネームを「トンプソン・リーキーガット・真理子」に近々改名しようかなあと思っている次第ですw 

冗談はさておき、先日、Dr. Josh Axe のWeb講習を受けてきましたので、今アメリカ最先端のリーキーガット情報をここで惜しげもなく皆さんにシェアしたいと思います!

これは、次のような方に是非読んでほしいです。

・リーキーガットを治したい
・免疫力を上げたい
・気分を改善したい
・不調を治したい
・アレルギーなどの自己免疫疾患を治したい
・ホルモンバランスを整えたい
・体重を減らしたい

・・て、ほぼ全員かと思いますが・・^^;

では、何も知らない人のためにまずは基本から・・

―リーキーガットって何?―

リーキーガット(正式名称は Intestinal Permeability、日本語に訳すならば「漏れている腸」)については
、今までに11,600以上の研究
発表がされています。(PubMed.govにて閲覧できます)

また、大昔の賢人で、医学の父と呼ばれるヒポクラテスは

    「All disease begins in the gut (すべての病気は腸で始まる)」

という言葉を残しています。( ここの、一部の、とかではなくて、すべての、というのがポイントです)

リーキーガットは、「小腸が何らかの理由で損傷して、小さな分子が漏れ出して血流に乗ってしまうこと」を言います。
小さな分子は、いろいろありまして、例えば、食品ですと小麦のたんぱく質グルテン、牛乳に含まれるたんぱく質カゼイン、それから悪い細菌、また抗生物質などの薬・・

これらは、本来腸でブロックされて血中に入り込むはずではないのに、腸壁の痛んで穴の開いた部分から、血中に漏れ出して、全身に「炎症」を起こしていきます。

それは、一連の病気のサイクルを起こしていきますが、腸の炎症から始まって、まず栄養がよく吸収できなくなります。

“You are what you eat.” (あなたは食べたもので出来ている) という言葉がありますが、

本当は “You are what you digest” (あなたは消化したもので出来ている)なのです。

リーキーガットは、栄養欠乏も引き起こしますから、いくら栄養のあるものをしっかり食べていても、吸収できていないということになります。(ビタミンB12、亜鉛、マグネシウム、鉄分など)

そして、リーキーガットが進行すると、消化器官の炎症から、食品不耐症へと発展します。

もしあなたが、何らかの食べ物に過敏なら――例えばグルテンアレルギーとか、乳糖不耐症、また卵が食べられない、など―― それは、あなたがリーキーガットになっているという最初のサインです。

もし、それでも問題が放置されていると、今度は自己免疫問題、またどこかの器官の機能不全になったりします。(甲状腺疾患の橋本病や、リウマチ性関節痛など)

ここで覚えておいてほしいのは、リーキーガットは人によっていろいろな出方をするということ。ある人は、食品不耐症には全くならないかも知れない。胃腸系に問題が出て来る人もいれば、甲状腺系に出てくる人もいます。
ともあれ、リーキーガットの影響は全身のあちこちに出現していきます。

―リーキーガットの原因―

● 悪い食事
  健康的な全体食を摂らずに、炎症を起こすトランス脂肪酸、精製砂糖、精製穀物の入った加工食品を食べる、など。

● 毒素
  農薬、ホルモン剤、添加物、歯の水銀詰め物、スキンケア・ヘアケア製品が、腸内細菌叢を乱す。

● 薬
  特に抗生物質。

● 病原性細菌
  カビ、寄生生物、カンジダ菌など

● 臓器の機能不全

● 精神的なストレス

人はリーキーガットと聞くと、「あー、消化器系か。私は問題ないわ。」とか、
「リーキーガット症候群」=深刻で重い症状のもの、と思いがちですが、リーキーガットになっていても、ほとんどの人は、ちょっとした不調で始まるか、時に症状として全く出てこないこともあります。
ともあれ、リーキーガットは、消化器系の問題だけに済まず、全身に影響します。

症状としてよくあるのは、皮膚系の疾患―― ニキビ、アトピー、酒さ、乾癬、じんましんなど
これらの症状のどれかでもあると、あなたの腸はリーキーガットになっているというサインです。
ここで覚えておいてほしいのは、皮膚疾患は皮膚に問題があるから出てくるのではありません。
腸の問題が、皮膚に出てくるのです。

また、甲状腺の疾患もそうです―― 橋本病、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)

大腸 ―― 便秘、下痢、IBD(炎症性腸疾患)など

副腎―― 副腎疲労、腎疾患

関節―― リウマチ、線維筋痛、頭痛

副鼻腔と口腔―― 頻繁にかかる風邪、食品過敏症

脳―― うつ、不安症、ADHD、自閉症

                         
ですから、こういった個々の症状を治したければ、そのRoot Cause(根本原因)である腸を治さないといけないということです。

リーキーガットを治すための必要な5つのステップとは、なんでしょうか? 

それはまた次回に――

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#リーキーガット #腸の炎症  #アレルギー #アトピー #自己免疫疾患  #トンプソン

トンプソン 真理子
在米20年のメディカル・リサーチャー&著作家。「すべての病は腸から始まる」「食で治せない病気は医者でも治せない」と唱えたヒポクラテスを師と仰ぎ、食と健康との深い関わり、大切さについて気づいてもらうべく日々発信している。 得意分野はリーキーガット、代表著書に「リーキーガット症候群」。

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